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いまさら聞けない株に関する疑問に答える株コラム「カブコラ」

2010.09.29

グリーにモバゲー、無料ゲーム儲けのカラクリ


最近、グリー(3632)モバゲーディー・エヌ・エー(2432))のCMをよく見かけます。「無料ゲーム」の響きが、やけに耳に残るんですよね。景気のよさそうな携帯コンテンツ業界ですが、無料ゲームなのになぜ儲かるのでしょうか? ファイナンシャル・プランナーの横山利香先生に、その儲けのカラクリをお伺いしました!

――無料ゲームのCMを頻繁に見るのですが、携帯コンテンツ業界は不景気に強いのでしょうか?

「業界全体としては右肩上がりですし、強いといえますね。例えば景気が悪くなると、車が売れなくなったり、家を購入する人が減ったりします。その分、100円ショップなど、安くて細かいものが売れますよね。この点をうまく利用しているのが、携帯電話コンテンツによる『課金制』です」

――課金制? 無料ゲームなのに無料じゃないのですか?

「一昔前までの携帯コンテンツ業界では、『無料でゲームができる』という打ち出しによる広告収入モデルが主流でした。しかしここ近年で、無料ゲームを入り口に、課金制や有料サイトへの誘導による売上収入に移行しつつあります。近年業績を上げているグリーは、まさにこの売上による収入が大きいといえます」

――うーん。少し前までは、グリーよりもミクシィ(2121)の方が勢いがあったと思うのですが

「景気がいいときこそ強いのが広告収入モデルですが、景気が悪いと、どの会社も広告費をぐっと削減しますよね。そのため、広告収入が大半を占めるミクシィよりも、課金収入枠を広げてきたグリーの方が、景気に左右されなくなるわけです。さらに売り上げていくためにはユーザーの確保も重要になってきますが」

――だからグリーやモバゲーはCMを多く打ち出しているんですね

「グリーの伸び率を考えると、やはりテレビCMの展開の影響が強いですね。わたしには6歳の子どもがいるのですが、『グリーやりたい、無料なんだって』と言ってくるんですよ。なぜか、『モバゲーやりたい』とは聞かないですけど……。より広い層のユーザー確保という面では、訴え方や集中的なCMの展開など、やはりグリーの方が優勢なのかもしれませんね」

――では今、一番成長性がある企業はグリーなのでしょうか

「そういうことになりますね。とはいえサービスの展開が早い携帯コンテンツ業界は、例え今グリーが伸びていても、他の企業が追い抜く可能性は十分にあるわけです。どの企業が伸びていくか見極めるためには、バックグラウンドである携帯会社の普及状況や、新たなユーザーの確保術などを注意深く見ておくのもいいかもしれません」

――ありがとうございました!

最近ではミクシィとモバゲー、ヤフーが提携して、外部サイトとmixi内の情報を連携させる「mixiチェックボタン」を打ち出したり、グリーがiPhone向けに有料コンテンツを展開したりと、携帯コンテンツ業界は日々目まぐるしい展開を見せています。様子を見ようにも、こちらの目が回ってしまいそうです……。

(栗林弥恵/プレスラボ)

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