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株&[アンディ] ホーム > カブコラ > 第24回 「経済アナリスト」って普段はどんな仕事をしているの?

いまさら聞けない株に関する疑問に答える株コラム「カブコラ」

2009.04.01

「経済アナリスト」って普段はどんな仕事をしているの?

よくニュース番組などで、「経済アナリスト」という肩書きの人が出てきますよね。ニュースのあとにもっともらしいコメントを話していて、すごい人だなーと思うのですが、経済アナリストって、普段はどんな仕事をされている人なんでしょうか?

経済アナリストとしてラジオ番組のレギュラーやテレビのコメンテーターとしても活躍されている平野和之さんに話を伺いました。

今回話をお伺いした経済アナリストの平野和之さんは『クビ切られないマニュアル』(文藝春秋)などの著書も執筆されています

「人それぞれですけど、『経済アナリスト』それから『エコノミスト』『経済評論家』なんて呼ばれている人は僕も含めて、特に資格が必要なわけではないです。だから、平たく言ってしまえば市場全体を『競馬』にたとえたら『予想屋』みたいなものですよ。だって、様々な意見は言いますが、自分は株を(馬券を)買って勝負はしない人も多数います。鵜呑みにするというより参考程度にしたほうがいいですよ(笑)。僕は自分のお金で投融資してますけど・・・」

辛辣な意見ですね。とは言え、僕らが知らないこともたくさん知っているし、知識も豊富ですよね。いったい、どういう経歴を持った人が多いのでしょうか?

「元々、経済アナリストという肩書きを日本で最初に名乗ったのは森永琢郎さんなんですよ。彼の場合は証券会社の『シンクタンク』と呼ばれるような会社で、マクロ経済(大局的な視点で捉えた経済)の分析が得意なジャンルです。このように、現在のアナリストと呼ばれている人の中でも、その経歴がバラバラなので、得意ジャンルもまちまちなんです。たとえば、一言で『経済』と言っても、企業の経済なのか、それとも家計の経済なのか政府の経済かで必要とされる知識が変わってきます」

なるほど、わかりやすいです。ちなみに、平野さんの得意ジャンルは何ですか?

「僕の場合は、ベンチャーキャピタル、つまり中小、ベンチャー企業に投融資して経営者を育成していく、という仕事をしてきた経験があります。マーケティング会社を9年経営しているので、家計、企業からみた経済、という点での批評が得意です。“予想屋”とは違う視点で話が出来るという点でメディアの方からも重宝がられています。また、経営者として企業の生の声を伝えることができるという点が、机上の空論、数字には見えない現実を伝えることができているのでは? と思います。(笑)」

平野さんによると、現在経済アナリストとして活動している方は、証券会社のシンクタンクに勤めていたような人、大学院などで学術的に経済を勉強してきた人が多いようで、平野さんのようなケースはまれなようです。

では最後に、仕事内容はどんなものなんでしょうか?

「マスメディアに登場して発言する、本を執筆する、講演をするというのは仕事の一部に過ぎなくて、普段はクライアントに対してアドバイスを行ったり、相談に乗ったり、業種の将来的な見通しを調査したり、報告書を書いたりしています。やはり時間的にも資料集め、原稿書き、分析の時間が多いですね。実力主義ですから成果が出なければすぐにきられます。外す時もありますね・・・(笑)」

本日はありがとうございました。

次回から新聞や本、テレビなどで『経済アナリスト』という肩書きの人が登場した場合、どの分野に強い方なのか? その人の経歴(バックボーン)は? なども気にしながら発言を参考にしようと思います。

(梅田カズヒコ/プレスラボ

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