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株&[アンディ] ホーム > カブコラ > 第40回 証券会社の社員って、じつは株を購入できないってホントなの?

いまさら聞けない株に関する疑問に答える株コラム「カブコラ」

2009.07.22

証券会社の社員って、じつは株を購入できないってホントなの?

投資のルールで有名な「インサイダー取引」。その会社の重要な情報を公開される前から知っていて、それを元に上場会社の株式を売買することですが……。ルールがあいまいなだけに、ひょっとしたら自分も知らず知らずのうちに違反する可能性があるんじゃないかと心配になることもありますよね。

株売買の仲介役を果たす証券会社に勤める社員さんは、株を買ってもいいのでしょうか。株式会社ワーク・ワークス代表取締役で、ファイナンシャルプランナーの中村宏先生、教えてください!

ここだけで終わらないのが「ここだけの話」。甘いお話には、ご用心を!

「買えますよ。ただし、社内で重要事項を知りうる立場や仕事で得た情報を元に株取引をすることは、インサイダー取引として禁止されています。ほかにも、短期的で大きな儲けを狙う取引(投機取引)も禁止されていたり……。各証券会社で自主規制があるようです」(ファイナンシャルプランナー、中村宏先生)。

――証券会社の社員さんも投資ができると聞いて、なんだか安心しました(ほっ!)。ほかにも証券会社のように、株売買に関して何らかの規制をしいている会社はあるのでしょうか?

「企業同士の合併や、買収のアドバイスを行う銀行も、重要な情報を取り扱っている部門の人には規制がしかれていますし、証券取引所で株式が取引されているふつうの会社でも経営者や財務部門の人など、株価に影響を与える情報を入手できる立場にいる人には制約がありますね」

――取り扱う情報の重要度が高いほど、何らかの規制があるということ。これもすべて、そうした情報入手ルートを持たない一般投資家たちと同じ、公平な株取引をするため。ところで「こいつ、インサイダー取引をしているぞ!」ってどうしてわかるんですか?

「株取引のための口座を開く際、そうした情報を知りうる立場にいるかどうかを記入する欄があります。すると『この口座を開いている人は、○○会社の△な情報を知りうる人』とわかるのです。この情報をもとに、調査が行われているという説も」

――テレビドラマでよくみかける、「○時△分の会話が、インサイダー取引!」という劇的な展開ではなさそうですね……。

「(笑)。内部告発であればそういった展開があるかもしれませんが……。それはとても難しいと思いますよ」

――そうなんですか(なんだか、残念)。証券会社や銀行社員だけでなく、一般の投資家でもやってしまいがちな「インサイダー取引の落とし穴」はあるのでしょうか?

「よくあるのが、別の会社に勤める学生時代の友達や知人との何気ない会話で聞いた情報をもとに、取引をしてしまったというパターン。証券会社や銀行に勤める社員は、会社でのコンプライアンス研修や、社内での日常的なチェックがある関係上、インサイダー取引への意識は高く保たれています。逆に一般の投資家は認識が低いため、『ラッキー』と思って取引を行ってしまう可能性も」

どこにでもありがちな「ここだけの話」。けれど「知らなかった!」ではすまされないのが、インサイダー取引。公平な株取引を楽しむために……、甘~い話には、乗らないように気をつけましょう!

(吉住夏樹/プレスラボ

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