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株&[アンディ] ホーム > カブコラ > 第42回 最近よく聞く「ホールディングス」って、なぁに?

いまさら聞けない株に関する疑問に答える株コラム「カブコラ」

2009.08.05

最近よく聞く「ホールディングス」って、なぁに?

最近、企業名のあとに「株式会社」ではなく、「ホールディングス」という文字を見かけることが多いような気がします。ところで、この「ホールディングス」ってどういう意味? 恥ずかしながら、いまいちよく分かっておりません。ファイナンシャルプランナーの牧野なな子先生、教えてくださーい!

経営に関する意志決定が仕事ってことは勝利のための戦略を決める監督といったところ?
© Michael Kempf - Fotolia.com

「ホールディングスは、持株会社のこと。持株会社とは、ほかの株式会社の株を保有している、いわば子会社のトップ。株を保有する会社の経営に関する意志決定が仕事です」(牧野なな子先生)。

――あれ、経営の意志決定だけですか?

「はい。通常の株式会社は事業を行い、収益を上げることが目的。しかしホールディングスの場合は、株を保有している子会社の経営を管理して収益をあげることが目的です」

――そういわれてみると、経営だけに専念した方が効率もよさそう! この「ホールディングス」、最近になって急に見かけるようになったような気がするのですが……、これは私の気のせいでしょうか?

「いえいえ。ホールディングスは1997年、独占禁止法の法律が改正されたことをキッカケに誕生しました。第二次世界大戦までは、三井・三菱・住友などの財閥が現在の持株会社の形をとっていましたが、戦後に財閥が解体(持株会社の解体)。1997年の独占禁止法の改正まで、日本でのホールディングス(持株会社)の設立は認められていなかったのです」

――では、日本の戦後のホールディングスの歴史は、日本ではまだ浅いんですね。

「ちなみに、企業間のM&A(合併と買収)が行われるようになったのも、この頃から。M&Aをする際、子会社は別々のままでいいなど業務の支障が少ないことから、ホールディングス形態の方が合併しやすいのです」

――続いて気になるのが、ホールディングスならではの銘柄の選び方! なにか注意すべきポイントはありますか?

「冒頭でもご説明しましたが、ホールディングスはいろんな企業が1つになっている状態。なので、そのなかの1企業にとらわれず、その他企業を含めた全体像をきちんと見ることが大切です」

――「木を見て森を見ず」はNGってこと!

「1つが黒字でも、その他の会社が赤字だったなんて展開はよくあるパターン。今だからこそ多く聞かれるホールディングスですが、特別に感じる必要はありません。ですが、注目してみるのも、おもしろいかもしれませんね」

ありがとうございました! ホールディングスの銘柄に限らず、何事においても全体像をみることは大切。日本でもまだ始まったばかりのホールディングス、これからどうなっていくんだろう。

(吉住夏樹/プレスラボ

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