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株&[アンディ] ホーム > カブコラ > 第50回  不景気って一体誰が決めたものなの?

いまさら聞けない株に関する疑問に答える株コラム「カブコラ」

2009.09.30

不景気って一体誰が決めたものなの?

悲しいことに、毎日のようにニュースで目にする「不景気」。あまりにも根本的な問題ですが、何を基準に景気の良し悪しを判断しているのでしょうか。「景気は、景気ウォッチャー調査などの結果をもとに判断しています」と話すのは、ファイナンシャルプランナーの横山利香先生。

――景気ウォッチャー調査? なんとなく聞いたことがあるような気がするけど、具体的にどんな調査内容なの? 教えてください!

国民の景気観を知るために行われる「景気ウォッチャー調査」。国民みんなが「景気がいいと思う!」と答える日は、夢のまた夢…?

「景気ウォッチャー調査とは、毎月、景気に対する現状や雑感を知るため、内閣府が国民に対して調査するもの。タクシー運転手やコンビニの店長など、仕事を通じて地域の景気動向を観察できる立場にある約2000人を対象に、全国で行われます」(ファイナンシャルプランナー、横山利香先生)

――対象となる人も、あらかじめ決まっているんですね。調査方法としては、どのような形式なんでしょうか?

「地域によって調査をとりまとめる機関が違います。電話やメール、webでのアンケートを集計する方法が一般的でしょう。質問内容には『身の回りの景気がいいと思うかどうか』という現状から『今後2~3ヵ月先の景気はどうなっていると思うか』という先のことまで尋ねるものもあります」

――個人の実感を元に調査結果を決めるんですね。なんだかちょっと意外です。景気ウォッチャーにおいて、どのような調査結果が出ると「不景気」と判断できるのでしょうか?

「調査は5段階評価で集計し、平均化して結果を出します。当然ですが『よくなっている』と回答した人が多ければ景気回復傾向、『悪くなっている』と回答した人が多ければ景気悪化傾向、『変わらない』が多ければ横ばいという結果になります」

――ちなみに、内閣府が行っている景気ウォッチャー調査以外でも、景気動向を知るための調査は行われているのでしょうか?

「日銀が、上場企業やその雇い主を対象とした景気調査を行っており、日銀短観といいます。先ほどの景気ウォッチャー調査とは違い、企業を対象としたものなので、景気指標としては一歩先の動向を知ることができます」

――これは…、投資に活かさない手はなさそうですね!

「そうですね。投資に活かしたいという場合は、このような代表的な調査結果をチェックしておくのも有効な手段。景気の先読みをしたいと思えば、企業を対象とした調査結果を。実感するものとズレがないかどうかを知りたいときは内閣府の調査結果を、と使い分けることで、投資に活せるでしょう」

――ありがとうございました。

投資をする上で企業の動きはもちろん、ほかの投資家たちがどのような考えを持っているのかを把握することはとても大事! 毎月更新しているものだから、しっかりチェックしておかなくっちゃ。

(吉住夏樹/プレスラボ

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