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株&[アンディ] ホーム > カブコラ > 第55回 値上がり・値下がりランキング! その活用法とは?

いまさら聞けない株に関する疑問に答える株コラム「カブコラ」

2009.11.04

値上がり・値下がりランキング! その活用法とは?

ネットや新聞の株価情報でよくみかける、値上がり率と値下がり率ランキング。急上昇したり、急下降した株がチェックできるけど、売買の判断材料にしようとなると一体どうやって活用すればいいのでしょうか。値動きが激しい=株価が動きやすいということだから……、思い切って売買しちゃおうかなぁ?

「値上がり・値下がり率ランキングの数値だけで売買を判断するのは、非常に危険です!」と話すのは、ファイナンシャルプランナーの前田紳詞さん。

上がった先は下ってるかも!?
© pressmaster&Jaimie Duplass - Fotolia.com

――え、そうだったんですか!(あぶないところだった……)。

「値上がり・値下がり率ランキングは、あくまでも株の現状を示した数値。なので、この数値から値動きがどのように変化していくのかを判断するには、経済情勢や企業の業績などのデータを照らし合わせる必要があります。すると、それぞれ2つの見方ができますよ」

――2つの見方とは?

「値上がり率は、高値になるにつれ人気が高まり『もっと上がっていくんじゃないか』、もしくは高値になることで購入者が減り『もう上がらないんじゃないか』。値下がり率は、不人気になることで『もっと下がっていくんじゃないか』、もしくは安値になるにつれ人気が戻り始めて『もう下がらないんじゃないか』。どちらの傾向が強いのかを常に考えておく必要があります。これさえ意識していれば、値動きがどのように変化していくのかということも、おのずと判断できるようになると思います」

――数値だけで判断しない! 重要なのはその背景、ということですね。とはいえ、数値が大きければ大きいほど……、勢いだけで売買しちゃいそうです!

「投資初心者に多い傾向ですね(笑)。でも、その行動にはきちんと心理学的な裏付けがあるんですよ」

――心理学的な裏付け?

「人間には何かを判断する際、特定の数字や形など、見た目に惑わされやすい行動心理・アンカリング効果というものがあります。値上がり・値下がり率の数値が大きいほどに、その衝動で売買を進めてしまうという行動も、このアンカリング効果が当てはまるのです」

――つまり、気をつけるのは投資初心者だけじゃないってことですね。

「その通り! 値上がり・値下がり率の数値を見たら、まずは『なぜこの数値になったのだろう』と、その原因や背景を追求するように心がけましょう。くれぐれも数値だけをみて、売買を判断しないように注意してくださいね」

――ありがとうございました!

投資初心者じゃないからといって、油断禁物! とはいえ、高かったり安かったりすると……、迷っちゃうよなぁ。

(吉住夏樹/プレスラボ

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