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いまさら聞けない株に関する疑問に答える株コラム「カブコラ」

2010.07.28

外国人が日本株を狙ってる!? その実態は?

東証一部の売買代金の約50%が海外投資家によるものだとか。外国人が好む日本の株って? 彼らはいつ頃から日本の市場に増え始めたの? 海外投資家の実態について、ファイナンシャルプランナーの加藤梨里先生に聞いてみました!

「海外投資家が増え始めたのは1990年代。当時の日本企業が銀行との株式持合いを解消して株を手放したため、その受け皿として海外投資家の比率が高まりました。日本の会計制度の国際標準化が進み、国際分散投資を行う海外投資家が日本企業の業績を判断しやすくなった影響もあるのではないかと言われています」

日本でも多くみられる海外投資家。彼らのお目当ての銘柄は?

――「外国人の株主が多いと、その企業は上向く」と聞いた事があるのですが、本当ですか?

「海外投資家たちは銘柄を選ぶ際に“株主を重視した健全な経営をしているか”“戦略が合理的で将来性があるか”を必ずチェックしています。日本人に比べてチェックが厳しいと言われているので、海外投資家が多い企業は経営の説明責任を果たせるようにと、健全な経営に励みます。その結果、業績が伸びる企業が多いようです」

――この傾向に便乗する投資家もいるのでは?

「少なくありません。海外投資家には投資先の企業に配当を要求するケースも多いので、“海外投資家が多い=配当が出やすい銘柄”という見方をする投資家もいるようですね」

――海外投資家はどんな銘柄を好む傾向にあるのでしょうか?

時価総額が大きく、なおかつグローバル経営をしている銘柄に人気が集まる傾向があります。たとえば、トヨタ自動車(7203)ソニー(6758)パナソニック(6752)キヤノン(7751)など、世界的にもブランド力があるところはやはり人気が高いですね。英語版のIR情報も公開していて、海外投資家へのアピールに力を入れている企業も注目されます」

――東証一部の銘柄が多いような気がするのですが?

「海外投資家の多くは年金や投資信託ヘッジファンド、保険会社、年金資金などを運用する機関投資家。高額の資金を運用している性格上、時価総額が100億円以上と大型で、かつ流動性のある銘柄を好みます。そのため、成長率の高い企業が多い東証一部銘柄が選ばれやすくなるのです」

海外投資家たちは日本の景気を予測する大事な判断材料として、政局や選挙の結果にも注目しているのだとか。選挙での投票率が下がり続けている日本人よりも関心が高かったとしたら……なんだか複雑ですね。

(吉住夏樹/プレスラボ)

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